調達魂

~日々奮闘する資材調達・購買バイヤーに贈る言葉~

品質

ムチャな「要求仕様書」が技術革新を呼ぶ

新規の装置を検討する時の目的は いろいろな切り口があるかとは思いますが それまで研究室で「手作り」していたものを初めて装置で製作する。 既に装置で製作しているが、従来に比べ品質・ボリュームを向上させる。 この2つに大別してみます。 しかし、製作…

「取引先の工場を訪問」 何を見て何を聞く?

既存の取引先様を訪問する場合と新規の取引先様を訪問する場合の違いを考えてみましたが、どちらの場合も基本に忠実に従ってセオリー通りに臨むのが良いように思います。 そして、どんな場合でもスタンスは「取引先様のことを少しでも多く理解したい」と思う…

「購入品質仕様書」制定に向けて

画期的な新製品を開発しました!と言ってスグに製品を販売できる訳はありませんよね。 同じ製品でも繰り返し製造すると特性や機能など品質に必ずバラツキが出ます。そして、お客様からお金をいただくのであれば、そのバラツキがどこまでOKで、どこからがN…

取引先様の現場に直接語りかける

「何のために仕事をするの?」 この質問には、まず「生活のため」という答えが返って来ると思いますが、同じ金額の給料がもらえるなら少しでもやりがいのある仕事をしたいと考える方が多いでしょう。 実際には、世の中には様々な業種・企業があり給料や仕事…

品質打合せには積極的に参加しましょう

自動車業界や製薬業界などでは独自の品質マネジメントシステムがあるようですが、それ以外の業界での世界的なシステムとして「I SO9000シリーズ」がありますね。 これは英国人が「我が社にはお客様に常に安定した品質の製品をお届けする体制ができている…

異物混入、入って不思議ではない物質と入るはずのない物質

「異物混入」というのは、自社の製品でも納品された材料でも悩ましい問題で、現場の方々を中心にひたすら執念を持って継続して取り組むしかないようですね。 これには、購入品質仕様書に定めた規格から外れてしまったという品質トラブルと、地道な努力を重ね…

材料廃番の申し入れと「4M変更申請書」

「選択と集中」の風潮の中で 取引先様から、生産・在庫の効率向上を目的として製品の統廃合の申し入れを受けることが多いですね。 この申し入れは、窓口の営業担当者から、まず口頭で説明(打診)を受けることもありますが、いきなり書面で提示されることも…

品質トラブル発生! まず何をする?

テレビドラマなら 調達担当者が問題を起こした材料メーカーの営業担当者に対し「とにかく、スグ来い!」と電話をするシーンが思い浮かびます。 私の周りでも他部署から配置転換で調達業務を開始した新人が、偉そうに「スグ来い」という電話をしているのを見…

コスト・納期・品質 一番大事なのは

現場は安全が第一 ある製造課長が「品質第一、納期第一、安全第一」という方針を打ち出したことがあり、何が本当の第一かわからず、現場の方々も大変だなぁ、と思ったことがあります。 私個人は、現場での第一は「安全」ではないかと思っています。 これは、…

調達の業務課題には様々な対応があり、何が正解ということはありません。

その中で、このブログが対応策の検討やセカンドオピニオンとして少しでもお役に立てれば幸いです。

また、営業職の方々にとっても調達担当者の考え方を理解することで取引先との良好な関係を築くための参考となれば幸いです。