調達魂

~日々奮闘する資材調達・購買バイヤーに贈る言葉~

納期

リーマンショックと過剰在庫

業態や会社によって「適正在庫量」は様々で、カンバン方式での場合の在庫は本日の生産分+αくらいかもしれませんね。 しかし、そんな場合でもそうした体制を支えるために部品メーカーや材料メーカーは不測の事態に備えて在庫を抱えており、これがサプライチ…

材料不足、何とかならない~

突発的なトラブルが原因で必要な納期に材料が不足する事態の対応については、以前別の稿で触れました。 tyoutatsumeister.hatenablog.com それとは別に私たちの会社の製品が使用されている最終製品がヒットして追加注文が相次いだ場合は、いわゆる「嬉しい悲…

在庫を減らすための最も効果的な方法

BtoCの商売と違って、BtoBの商売は基本的には受注生産ですから、在庫を持つ必要はないのかもしれません。 しかし、世の中には手配納期が3カ月とか、場合によっては6カ月を要するものがあり、こうした材料を使用した製品でもお客様からの注文にできるだ…

納期トラブル、取引先様の回答納期を鵜吞みにするのはキケン

納期トラブルが発生する原因は、自社の製品が突然追加受注した場合のようなハッピーパターンや、突発的な品質トラブルの発生による緊急の代替品の生産とか自社や取引先様の関係者のヌケ・モレ・勘違いによるものなど様々ですね。 しかし、どんな原因にせよ私…

材料手配 短期・中期・長期、それぞれどんな手を打つか

今週・来週とか今月分の材料確保(短期) 例えば、ダンボールメーカーでは、およそ60%が翌日納期と伺って舌を巻いたことがあります。 「製品が違う」という声が聞こえそうですが、どの企業の製造部門でもより短納期で対応できるよう必死で改善を重ねてい…

ヌケ・モレ・カン違いによる納期トラブル

人間はミスをするもの サプライチェーンを確立した、と言ってもヒトが介在するとどこかで抜け・漏れ・勘違いなどのミスによる納期トラブルが発生します。 この対策として誰かがミスをしても、他の人間がチェックをする体制が良く取られていますが、こうした…

「この材料を大至急で頼む」って言われたら・・・

「これ、大至急で!」と言われたら 調達マンたるもの「何で~」とか「また~」とは言いません。人は好き好んで危ない状況を作ろうとは思っていない、と考えているからです。 以前、市場での汎用在庫品で通常なら発注した翌日には納品されるものが、たまたま…

調達の業務課題には様々な対応があり、何が正解ということはありません。

その中で、このブログが対応策の検討やセカンドオピニオンとして少しでもお役に立てれば幸いです。

また、営業職の方々にとっても調達担当者の考え方を理解することで取引先との良好な関係を築くための参考となれば幸いです。